人生の辻褄
60代半ばの妹がアルツハイマー初期と診断された。
数年前から??と思うことがあったので
頑固な妹は聞く耳を持たなかった。
自分の家族を持たなかった妹は、兄弟がみんなでサポートしてくれると
当然のようにのたまった。
検査に行くくらいは、一人で行けているが、医者の診断今後の事など
誰かが付いて行かないと妹は理解できない。
その役目を仲の良い遠くに住んでる弟に頼んだらしく
弟が付きに数回来てくれているが、当然のように交通費宿泊費を
出してやっていないから、見かねて私が出してやるように言っても
なかなか払わなかった。
若い時からの生き方がこうだった。
仕事も遊びも呆れるくらいちゃっかり、周りを利用していた。
本人は、いつも私は人に恵まれていい人生を
生きてきたって言ったことがあるけど
果たしてそうなのかな??
寿命がどんどん延びているのに60半ばでボケがきてるなんて
後何年、何の楽しみもなく自分を見失い人生を過ごさなくてはならないのか。
私には妹の今までの生き方と、これで帳尻があってるように
思えてならない。